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Cursor Agents Window並列実行ガイド 2026:worktreeで4本同時に回す手順

Cursor Agents Window並列実行ガイド 2026:worktreeで4本同時に回す手順

Cursor 3.0 で追加された Agents Window、もう触りましたか。私は2週間ほど本気で使い込んでみたんですが、正直、最初の数日は「ただのタブ増えただけでは?」と半信半疑でした。でも /worktree/best-of-n を組み合わせて回し始めた瞬間、コーディングの単位が「1メッセージ」から「1ワークスペース」に変わる感覚があったんです。この記事では、私が実際に4本のエージェントを並列で走らせて気づいた運用ルールと、クレジットを溶かさないための線引きを、手順ベースで共有します。

結論:Agents Window は「並列worktree+モデル使い分け」で初めて効く

先に結論から書きます。Agents Window をただ開いて複数タスクを投げるだけだと、コンテキストが混線してむしろ生産性が下がります。

効くのは次の3点をセットにしたときです。

この3つを守ると、半日かかっていた中規模リファクタが、私の体感で2時間台に収まりました。逆にこれを守らずに走らせたときは、エージェント同士が同じファイルを書き換えてマージ地獄になりました。先に失敗談から書いておきます。

なぜ今 Cursor Agents Window を学ぶべきか

2026年4月にリリースされた Cursor 3.0 では、Cmd+Shift+P から「Agents Window」を開ける専用サーフェスが追加されました。これは複数のエージェントをローカル・worktree・クラウド・リモートSSHで並列に走らせるための画面です。

注目すべきは、Cursorチーム自身が「IDEはフォールバックであり、デフォルトではない」という方向に舵を切ったこと。一部メディアは「The IDE is now a fallback, not the default」という見出しで報じています。実際、Cursorユーザーのうちエージェントを使う層は、2025年3月時点でタブ補完ユーザーの半分以下だったのが、2026年にはタブ補完の倍に逆転したという調査結果もあります。

つまり、Tab補完中心の使い方しかしていない人は、すでに少数派になりつつあるということ。私自身、Tab中心の使い方を1年続けていましたが、Agents Window に乗り換えて初めて「Cursorは2023年のCursorとは別物」だと実感しました。

Agents Window を開く前にやる3つの初期設定

いきなり走らせる前に、地味だけど効く設定が3つあります。これを飛ばすと後で痛い目を見ます。

1. Codebase Index を最新化する

Cmd+Shift+P → Cursor: Index Codebase を一度走らせます。Agents Window の各エージェントはこのインデックスを共有してファイル選定するので、古いままだとファイルを取り違えます。

大きめのリポジトリだと初回は5〜10分かかります。コーヒーを淹れに行くタイミングですね。

2. .cursorignore で重い生成物を弾く

node_modules、ビルド成果物、dist/、大きなJSONフィクスチャ。これらが入ったまま並列エージェントを走らせると、インデックスがパンクしてエージェントの応答が露骨に遅くなります。

# .cursorignore
node_modules/
dist/
.next/
coverage/
*.snap
fixtures/large-*.json

私の場合、これを書いただけで Agent の初動が2秒ほど早くなりました。チリも積もるとバカにならない差です。

3. Agents Window の同時実行上限を設定する

設定画面の Agents セクションに「同時実行エージェント数」の項目があります。デフォルトは無制限ですが、ここを 書き込み2、読み取り4 あたりに絞ると事故が減ります。

Digital Applied のチーム導入レポートでも、書き込みエージェントを2本以下に絞るのが推奨ルールとして紹介されていました。私もこの数字で運用しています。

/worktree で作業を隔離する具体的手順

Agents Window の最大の武器が /worktree コマンドです。これを使うと、エージェントの編集がメインのチェックアウトを書き換えない別のgit worktreeで進行します。

使い方はシンプル。Agent モードでチャットを開き、タスクの冒頭に /worktree と打つだけ。

/worktree
ユーザー認証フローをJWTからOAuth2に書き換えてください。
影響するエンドポイントはsrc/api/auth/配下です。
テストも更新してください。

これだけで、Cursorは新しいブランチと隔離worktreeを切り、その中でファイルを書き換えます。あなたのメインのチェックアウトは無傷のまま。私は最初これを知らずに2本同時に走らせて、同じファイルを別エージェントが上書きしてマージコンフリクトの嵐になりました。完全に時間の無駄でした。

worktreeの結果が良ければ、Cursorの差分ビューから main にマージできます。気に入らなければそのworktreeごと捨てる。試行錯誤のコストが劇的に下がります。

/best-of-n で難所だけ複数モデルに投げる

もう一つの新コマンドが /best-of-n。同じタスクを複数のモデルに同時に投げて、結果を並べて比較する仕組みです。

/best-of-n claude-opus-4.7 gpt-5.5 composer-2
このReactコンポーネントのパフォーマンス最適化を提案してください。
useMemoとReact.memoの使いどころを示してください。

私が試した範囲だと、Claude Opus 4.7 はアーキテクチャ寄りの提案、GPT-5.5 は網羅性、Composer 2 は最小差分でまとめる傾向がありました。3つ並べると「この観点抜けてたな」と気づくことが多いです。

ただし、これはクレジットを3倍使います。雑なタスクで使うと一瞬で月の予算が溶けます。私は週に2〜3回、本気で詰まったときだけ使うルールにしました。

4本並列で回すときの役割分担

実際に私がよく組む並列構成を書いておきます。これがそのまま使えるテンプレートです。

ポイントは、書き込みは2本に抑え、残り2本は読み取り専用に振ること。これでクレジット消費を抑えつつ、人間の承認待ち行列もパンクしません。

書き込み4本でやると、私の場合、approve判断が追いつかなくなって結局シリアル実行と変わらない速度になりました。並列の旨味は「人間が承認できる範囲」までです。

クレジットを溶かさないための線引き

Agents Window は強力ですが、Cursor Pro($20)のクレジット枠を一晩で吹き飛ばす力もあります。私が決めた運用ルールはこんな感じです。

まず、ルーティン作業(命名変更、フォーマット、軽い型修正)は Composer 2 で固定。フロンティアモデルは触りません。

次に、難しいリファクタや設計判断が要る場面だけ Claude Opus 4.7 か GPT-5.5 に切り替える。Auto モードは便利ですが、どのプールから引いてるか不透明なので、消費の多い日は使いません。

最後に、/best-of-n は週2〜3回まで。これだけで、Pro の月クレジットが月末まで残るようになりました。クレジット節約の詳細は別記事に書きましたが、Agents Window 時代でも基本は同じです。

Cursor 3.5 の Cloud Agents との使い分け

2026年5月20日にリリースされた Cursor 3.5 では Cloud Agents が追加されました。こちらは隔離されたクラウドVMでターミナル・ブラウザ・デスクトップを使ってタスクをこなす仕組みで、Agents Window のローカル並列とは別物です。

私の使い分けはこう。

Cloud Agents は別途メータード課金なので、雑に投げるとPro+($60)に乗り換えたくなる消費スピードになります。Agents Window をローカルで使い倒してから、本当に必要な長尺タスクだけ Cloud に逃がすのが現実的だと感じています。

まとめ:今日からやる3つのアクション

長くなりましたが、明日から試せる順に絞ると次の3つです。

  1. .cursorignore を整えてから Codebase Index を再生成する:5分で終わるのに、後の体験が変わる
  2. 次の中規模タスクを /worktree 付きで投げてみる:メインを汚さない安心感は一度味わうと戻れない
  3. 書き込みエージェントは2本まで、というルールを自分に課す:並列の旨味と承認コストの折り合いがここで決まる

/best-of-n と Cloud Agents は、上の3つに慣れてからで十分です。先に基礎の運用を体に入れてください。Agents Window は触らないと良さが本当に伝わらない機能なので、まずは1タスク /worktree で投げるところから始めてみてください。私は最初の1本でハマりました。

参考リンク


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